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金融緩和、金融政策とはなにか? ハイパーインフレの本当の恐ろしさとは!

今までのブログで、2015年の株価動向に
ついて説明してきた。

デフレ経済、低金利時代は、もうしばらく続くだろう。

金融緩和(=金融政策、日銀による追加緩和)は行き過ぎだ。
今日は、2015年1月22日 ECBが金融緩和を発表するか、
しないか、との報道もある。
と、ここで金融政策についておさらいをしておく。
何気なく使われている金融政策とは何か?

まずは下の図を見てほしい。

   金融政策.jpg

1、日本政府が、国債を発行する。
  すると、銀行が国債を買い、日本政府へお金を支払う。
   (余談だが、本当は赤字国債は禁止されている。)

2、日銀が、その国債を買い取り、民間の銀行へ支払う。
  買い取るお金は、どうするのか?
  答えは、カンタン。ドンドン刷ればいいのだ。
  お金(お札)は、日銀しか作れないのだ!
  
3、理屈では、民間銀行(=身近にある銀行)からの
  融資(住宅ローン、マイカーローンなど)が増える。
  ということは、住宅、自動車を作っている会社が忙しくなる。

4、残業なども増えて、給料もあがり、ちょっと贅沢も
  したくなる。
  景気も良くなる!!!

金融政策のねらいは、カンタンに言えばこの通りだ!

しかし、、、
  3、理屈では、民間銀行(=身近にある銀行)からの
    融資(住宅ローン、マイカーローンなど)が増える。
に、疑問を持つ方も多いだろう。

景気が悪く、ましてや毎年、税金や社会保険料などが
上がっており、年金がなくなると言われている日本で、
「給料が多くなったから、じゃあ家でも建てるか!」と
いう人がどれだけいるか?

 官僚など、頭の良い人がたくさんいるのに、
 こんなカンタンなこともわからないのはなぜだ?
 官僚の収入源は税金。自分たちの都合のよい
 理論を使っているのだ。
 そして、退職後も、天下りして、我々の税金で
 私腹を肥やしている。これが現実。





もう一度、下の図を見てほしい
   金融政策.jpg

大切なので、なんども言うが、
日銀は、ドンドンお金を刷っている。
使うあてもないお金だ。

まさに「ジャブジャブマネー」だ。
この「ジャブジャブマネー」は、元FRB議長が、
言った言葉だ。実に分かりやすい!


今のデフレ経済では、お金の価値が高いので、
みんな大事にしている。

しかし、ここで考えてほしい。
使うあてもないものが、たくさんあったらどうなるか?
例えば、スマホが、1人5台も10台も持っていたら
どうなるか?
スマホの価値は下がり、機種代は1000円、
いや500円位でも、もういらないと言うだろう。


もう、おわかりだろう。
このまま、無意味な金融政策を続けていたら、
大切なお金の価値が下がってしまうのだ!

お金の価値について、もう少し補足する。
今まで、100円で買えていたものが、1000円、
いや100万円、1000万円となるのだ!

信じられないと思う前に、次の写真を見てほしい。
  ジンバブエ.jpeg
  (100ではない。100billion(=1,000億)だ!
   これでも、パン1つも買えない)

  zw024-1.jpg
   (パン1つで、このお札の量!)

  ドイツ.jpg
  (お金であそんでいる。国はドイツ。)

  ドイツ2.jpg
  (お札を燃やして暖を取っている。燃料を買うより安いのだろう)



これらは、すべて現実だ!

お金の価値がさがるとは、上の写真のようなことが起こるのだ。
元FRB議長の「ジャブジャブマネー」が現実となっている。
この状態が、最近、耳にする「ハイパーインフレ」だ。

景気がよくなって、物価が上がる「インフレ」なら良いが、
景気が悪いまま、上の写真のようなことが起こることを
スタグ」や「スタグフレーション」という。
こうなったら、もうどうにもならない。




ならば、どう対策しておくべきかは、
次回に言うので、参考としてほしい。








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