釣り上げた株価、吊り下げた円相場
2014年10月31日の
世間ではハローウインの日に、
日銀は、追加緩和をすると発表した。
そして、間髪入れずに
GPIF(=我々の年金を管理している機関)が、
国債の減額、株式の増額を決めたと発表した。
この2つにより、
株価は一気に上昇し、一気に円安となった。
10月31日の株価はこうだ。
「株価があがるなら、景気が良くなるのだから良いことでは?」
というふうに考えがちだ。
いやちがう。
これは、消費税増税のためにやったことだ。
最近、いろいろな経済指標が発表され、景気は回復していないことが
わかってきた。ニュースにもなっている。
それに加え、女性閣僚2名の問題など、
安部総理の人気が一気に崩れ始めた。
また、最初に総理大臣となったときのように、
また、安部総理は失敗すると思われた。
そうしたら、この出来事だ!
12月になれば、安部総理はこういうだろう。
「景気の先行指標である株価も上がった。景気は回復したと考えられる。
だから、当初から言っている通り、消費税10%にします。」
この、いきさつに問題が山ほどある。
まず1つめ。
安部総理と日銀が、協力し合っていると思われないだろうか?
だれがみても、そう思われる。
しかし、これは法律違反だ!
日本銀行法という法律があって、
政府と日銀は独立した立場で日本経済を考えなければいけない。
しかし、だれが考えても、消費税10%にするために
協力していると考えるのが自然だ。
続いて2つめ。
GPIFも、日本国債を減額して(つまりは、日本国を手放して)
株式や海外資産を増加させる。と言った。
日本国を手放す = 円安にする。
株式を買う = 株価を上げる。
ということだ。
これを、日銀と同時に発表するということは、
たまたま、偶然だ、と言っているが、
あらかじめ仕組まれていたと考えたほうが自然だ。
まだある。3つめ。
もう一度、10月31日の9時から15時までの株価を見る。
14時ごろに株価が真上に上がっている。
「作られた相場」と言ってもおかしくはない。
そんな株価が、いつまでも上昇することはない。
経済はそんなにあまくない!
人間でいう、急激なダイエットのあとのリバウンドが
襲ってくる。
それは、おそらく、2015年1月下旬から2月頃だろう。
根拠は、
政府は、消費税10%にするが目的だからだ。
だから、12月に決定できれば、それでいいのだ!
そして、私のブログで何回も書いているが、何回もいう。
消費税のお金は、私たちの社会保障に
回るのは、ごく一部だ。
大半は、アメリカの国債を買うのだ。
この事実を、多くの人に知ってほしい。
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